皆さん、あけましておめでとうございます。
今年も、皆さんがIKIGAIを感じながら、素晴らしい一年を築いていけることを心より願っています。
2025年からIKIGAIコラムに参加させていただくことになりました、バンクーバー在住のAyakaです。
今回は初めての記事となりますので、私が「IKIGAI」を意識し始めたきっかけをお話しし、そこから見出した「IKIGAI」を見つけるための5つのステップをお伝えします。
「IKIGAI」に向き合わざるおえなくなった言葉のない世界
私が「IKIGAI」と向き合うきっかけとなったのは、約三年前に英語力ほぼゼロで始めたバンクーバー生活でした。
大好きだった祖父が生前に言っていた言葉、「どこに行っても恥ずかしくない立派な日本人になりましょう」という教えを胸に、「世界に通用する人間になる!」という強い想いでバンクーバーへと踏み出しました。
日本でのコミュニケーション力に自信のあった私は英語になるとただの大人しい日本人になってしまう自分を成長させるべく、バンクーバー に来る決心をします。
しかし想像以上に分厚く、高い言葉の壁にぶつかり、悔しい思いを繰り返す日々が続きました。
そんな生活の中で、英語上達のために試行錯誤すると同時に、私は自問自答を繰り返すようになりました。
「今、自分が行っていることは、本当に『IKIGAI』に繋がっているのだろうか?」と。この問いがきっかけとなり、IKIGAIを追求する感情が強く芽生えました。
日本ではいわゆるコミュニケーション力が高いと言われるタイプの人間で、たとえ目の前の事が「IKIGAI」に結びついていなくても、周囲の人々と日本語で気軽に会話を楽しむことができたため、無意識に、疑問を持つことなく過ごしていました。
しかし、バンクーバーでの生活では、言葉のない世界に存在せざるおえないシーンが多くなり、自分の行動が本当に「IKIGAI」と繋がっているのかを深く考えさせられるようになったのです。
日本の家族や友人との時間を削ってまで行う価値があるのか――。
バンクーバー生活は、英語力の向上やさまざまな国の人々と触れ合うことで視野が広がり、自己成長に繋がる貴重な経験を提供してくれます。しかし、その代償として、日本にいる大切な家族や友人と過ごす時間が少なくなってしまう現実もあります。
バンクーバーに来た当初から、この現実を受け入れていたため、私は「一度きりの人生を築いているこの一分一秒を無駄にしたくない」という気持ちが強くなりました。
その中で私の場合は、特に機械ができるような作業をしている瞬間に、苦痛を感じるようになったのです。
言葉の壁がある中でそのような作業をしていると、まるで自分がロボットになったかのような気分になり、貴重な人生の時間を無駄にしているように思えてならなかったのです。
では、どんな瞬間に心が満たされるのか?
私の場合は、次のような瞬間です。
大好きな人と過ごしたり、美味しいものを食べる
学びや自己成長を実感する
新しい世界や文化を知り、体感する
芸術や美しい景色に触れる
一期一会
心と体を休める時間
人が喜び、「ありがとう」と言ってくれる瞬間
自分が今ここにいるからこそ体験できること
さらに「もし私がこの世に存在していなかったら、同時に存在していなかったであろう唯一無二のことを生み出して発信し、少しでも社会を良くしたい」という思いを抱くようになりました。
「IKIGAI」に繋がっているかを感じ取るためのアンテナ
「あなたのIKIGAIは何ですか?」という問いに、即答できる方もいれば、時間をかけて考える方、まだ模索中の方もいるでしょう。それぞれのペースでもちろん大丈夫です。
ただ「IKIGAI」を見つけるためには、まずは自分の心にアンテナを立てることが大切です。
「IKIGAI」を見つけるための5つのステップ
自分が幸せを感じる瞬間を客観的に見る
どんなときに心が満たされるのかを意識し、自分の感情を丁寧に観察する。
ワクワクすることや興味が湧くことに従う
好奇心が向かう方向に素直に身を置く。そこには新しい発見や人との出会いがあります。
好きなことや得意なことを見つける
自然と楽しめること、得意なことを深掘りしていく。子供の頃から好きなことはありますか?また「得意なことなんてない!」とおっしゃる腰の低い方は、自分では普通だと思っているけど、何となく人に褒められることという視点で考えてみてください♪
それを人の役に立つ形にする
自分の好きなことや得意なことを活かし、人を喜ばせたり、社会に貢献する形に変える。それが結果的に価値を生み、人々に求められ、収入にも繋がります。
自分にしかできない「唯一無二」のことを意識する
他の誰でもなく自分だからこそできることを追求する。大袈裟に聞こえますが、家族、友人や仕事仲間への優しい一言や気遣い、お客様や取引先様に小さなお手紙を添えるとか、そういうことで良いんです。
私の場合の「IKIGAI」
私自身、このプロセスを経て、「ライター」という仕事にたどり着きました。最初は自分のブログを始め、それが履歴書代わりとなって、企業から執筆の依頼を受けるようになりました。
ライターを始めた当初は、経験を積むことを優先し、さまざまなジャンルの記事を書いてきました。
しかし、今では「カナダにいるからこそ書ける自分が好きなもの、興味のあること」に焦点を絞り、ファーストネーション(カナダ先住民)の文化や芸術、そしてカナダ在住の人々の暮らしを取材し、記事として発信しています。
自分の居場所、好きなことや得意分野を意識しながら、それが「IKIGAI」に繋がっているかどうかを常に感じ取るアンテナを立てること。
それを実践して自分の心が満たされているのか確認しながら、人の喜びや社会の役に立つ形に沿わせていく。
それこそが、IKIGAI追求へのステップになっていくと、私は実感しています。
あなたの2025年は一度きり。
大好きな人と大好きな場所で大好きなことをやって楽しんでいきましょう。
【IKIGAI研究員、募集中!】
「わたしのIKIGAIって、なんだろう?」 「IKIGAIを仕事に活かしたい!」 「世界の仲間と繋がりたい」 そんな方はぜひ、【IKIGAI研究員】へ。
基礎研究から脳科学・医学・心理学の専門家による講義まで、
約20時間の「生きがい研究動画コンテンツ」をはじめ、 毎月開催される対話会や、アースデイIKIGAIフォーラムなど
月1,000円で、“IKIGAI”が深まる。
世界中のIKIGAI研究員とつながる。
「IKIGAIを研究することが、わたしのIKIGAIです」 そんな仲間もたくさん。
あなたと出逢えること、楽しみに。
詳細・ご参加はこちらから
Comments